2013年11月26日
オペリータ「うたをさがして」のツアー日程を
お知らせいたしますー。
いよいよ千恵さんの長年の構想が舞台になります。
相変わらず私で良いのかと毎日の堂々巡り、
昨夜は布団の中で物語のそれぞれの人生を何度も何度も
やり直していたら朝になっていました。
もはや夢だったのか、頭だけが覚めていたのか、
それとも夢の中でそのような夢を見ていたのか、
さっぱりわからず、いまだもやもやとしていますー。
千恵さんの言葉のひとつひとつに想像を絶する思いが託されているのを、
毎回はっとさせられながら発するのみのワタクシ。。
あるいは、そのようにみなさんそれぞれのいのちを重ねることができるように、
千恵さんは書いているんだと思います。
本当に美しくてやさしいうたがたくさん詰まっていますので、
是非是非ご覧下さい!
そして、多くの人に口ずさんでもらいたいなー。
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オペリータ「うたをさがして」
◎物語・歌のことば: 乾千恵
◎作曲: 齋藤徹
◎出演: 齋藤徹(Cb)、喜多直毅(Vn)、ジャン・サスポータス(Dance)、
オリヴィエ・マヌーリ(Bandneon)、さとうじゅんこ(Vo.)
◎照明: 宇野敦子
◎制作: 斎藤 朋(マルメロ)
◎美術協力: 小林裕児
◎チラシ写真: 康 欣和、前澤秀登、斎藤 朋
◎宣伝美術: 軸原ヨウスケ(COCHAE)
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1/7
◎日時: 2014年1月7日(火)19:30-
◎於: いずるば(沼部)東京都大田区田園調布本町38-8
東急多摩川線「沼部駅」より徒歩5分
◎料金: 前売3,500円/当日4,000円(学生3,000円/当日3,300円)
■ご予約: マルメロ(tel03-5627-7583/fax03-5627-7584/marmeloyama@gmail.com)
Travessia(travessia1027@gmail.com)
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1/9
◎日時: 2014年1月9日(木)19:30-
◎於: すみだトリフォニー小ホール(JR総武線「錦糸町駅」北口より徒歩3分)
◎料金: 前売3,500円/当日4,000円(学生3,000円/当日3,300円)
■ご予約: マルメロ(tel03-5627-7583/fax03-5627-7584/marmeloyama@gmail.com)
Travessia(travessia1027@gmail.com)
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1/12
◎日時: 2014年1月12日(日)15:00-
◎於: 大江能楽堂(京都) 京都市中京区押小路通柳馬場東入橘町646
◎料金: 前売3,500円/当日4,000円(学生3,000円/当日3,300円)
◎協力: オペリータ京都公演事務局、音踊
■ご予約: 京都公演予約専用サイト
マルメロ(tel03-5627-7583/fax03-5627-7584/marmeloyama@gmail.com)
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1/13
◎日時: 2014年1月13日(月・祝)14:00-
◎於: 神戸アートビレッジセンターホール(神戸)
◎料金: 前売3,500円/当日4,000円(学生3,000円/当日3,300円)
■ご予約: マルメロ(tel03-5627-7583/fax03-5627-7584/marmeloyama@gmail.com)
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1/15
◎日時: 2014年1月15日(水)19:00-
◎於: 西川アイプラザ 多目的ホール(岡山) 岡山駅・天満屋から徒歩12分
◎料金: 前売3,500円/当日4,000円(学生3,000円/当日3,300円)
◎協力: 金重陽子、(社)現代舞踊協会岡山実行委員会
■ご予約: 080-1910-6031(かねしげ)
マルメロ(tel03-5627-7583/fax03-5627-7584/marmeloyama@gmail.com)
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1/16
◎日時: 2014年1月16日(木)19:00-
◎於: ゲバントホール (広島) 広島市中区本川町2-1-13 和光パレス21 5F
◎料金: 前売3,500円/当日4,000円(学生2,000円/当日2,500円)*学生料金修正済みです!
■ご予約: tel 082-286-7555(黒田)/ e-mail: dfsxk910@ybb.ne.jp
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1/17
◎日時: 2014年1月17日(金)19:00-
◎於: シンフォニア岩国 多目的ホール(岩国) 山口県岩国市三笠町1-1-1
(0827-29-1600/ 立体駐車場<無料>あり)
◎料金: 前売2,500円/当日3,000円(学生1,500円/当日1,800円)
◎主催: フォーラム2013〈岩国〉実行委員会、マルメロ、Travessia
◎後援: 岩国市、岩国市教育委員会
■ご予約: tel:090-1189-4775(原田)/ e-mail: bummei-h0580@ezweb.ne.jp
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千恵=徹コンビと、うたと演奏、タンツテアターの最高の仲間たちによって、
同時代を生きる私たちの〈オペリータ〉が誕生する!
「夕暮れの数え唄」など、千恵さんと徹さんが生み出した幾つかの名曲=うたに、これまで私たちはどれほど心癒され、口ずさんできたことでしょう。安っぽい 癒しとは無関係の、身を焦がすほどの問いかけと想像力から生まれた〈うた〉は、おおらかに、空へと向かって私たちの心とからだを開いてゆきます。ピアソラ さんにひけをとらないオペリータへの切実な思いは、いつしか言葉となり、曲となって、連なり、歌物語となりました。 二人の渾身のオペリータを彩るのは、ジャワ・ガムランの屈指の女声歌手でもあるさとうじゅんこさんに、コントラバスの響き・可能性を無限にひらく徹さん に、自在に応え歌いあげるヴァイオリンの喜多直毅さん。そして今回どうしてもその音色が必要だったバンドネオンの名手オリヴィエ・マヌーリさんと、千恵= 徹に欠かすことのできないダンサー、ジャン・サスポータスさんが、演じ踊ることの真骨頂をみせる。目に見えない、音にもならない「なにか」を探す五人の総 和は、哀しみを希望へと転じる不思議な共鳴と生命力を呼び起こします。オペリータ誕生にどうかご期待ください。(制作担当者)
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乾千恵さんとのオペリータ上演 齋藤 徹
乾千恵の画文集「七つのピアソラ」(岩波書店)の出版祝いで作ったトリオ(ジャン・サスポータス、オリヴィエ・マヌーリ、徹)が「千恵の輪トリオ」と命名 されたように、千恵さんは人と人を繋げる輪を自然に作ります。今回、千恵の輪トリオに「うたをさがしてトリオ」(さとうじゅんこ、喜多直毅、徹)が合体し てオペリータ「うたをさがして」が出来上がり、本日の上演を迎えることができました。
生きることとギリギリの交渉を長い間続けている千恵さんには、妥協はありえません。虚飾無用、思った通りやるだけです。正にイノチガケ。わたしなどは、何 か問題にぶつかったら「千恵さんなら、どう考えるだろう?」と思うようにしています。水晶のようにぶれない尺度でありえるのです。
311東日本大震災・原発事故という未曾有な出来事があり、一般の人もそうですが、表現活動をしている者達は特に「おまえはどうするんだ?」と問われまし た。私はベースアンサンブル弦311というグループを作り国内外で活動しました。南相馬から「自主」避難してきている妊婦・新生児の人達の前でソロ演奏す る機会があり、その視線のなかで厳しい教えを受けました。この場に必要なのは「歌」と「踊り」なのだ、同情をしたり、「自己表現」をすることは無意味どこ ろか害にさえなるのだという教えでした。今後の私のすべての活動は、この避難所で成り立つものでなければならないと覚悟しました。
千恵さんとは311のずいぶん前から一緒に歌とオペリータを作ろう、と話していました。少し歌ができたところで311。しばらく経って千恵さんからこの 「物語」が送られてきました。311を大きなきっかけとして完成したものでした。私もやるべき時がきたと直感、仕事を進めました。
純度の高い物語をしっかり伝えたい千恵さんと、「今・ここ・私」で起こることを重視する私との間に方法の違いもありますが、もともとの願いは固く一致しています。
千恵の輪は止まるところを知らず、今回も、共演者・聴衆・スタッフみんなを巻き込んでどんどんどんどんと拡がっていくのでしょう。もう千恵の輪曼荼羅です。
この作品が少しでも世のため人のためになることを心より願っております。
*オペリータ…イタリアはオペラを、オーストリアはオペレッタを、スペインはサルスエラを、北米合衆国はミュージカルを創造した。アストル・ピアソラが詩 人オラシオ・フェレールと、アルゼンチンにとって何か新しいものの始まりとなるかもしれないと創案した<小オペラ>が「オペリータ」。代表作 にタンゴ・オペリータ「ブエノスアイレスのマリア」がある。
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20年のあいだ胸の奥に棲み続けていた物語が、震災の一年後、不思議な生命力を得て息づき、動きだした。そして、齋藤徹さんたちの手でオペリータとなって、大きく起ち上がろうとしている。
魂のぬけがらのようになって、さまよい歩く旅人。
自分の家のあった場所に、じっと座り続ける女。
深い悲しみを抱えて生きるこの二人が出会い、語り合う中で、死者も生者も含んだ「よみがえり」への思いが、「うた」となって湧き上がる。
舞台の上から届くその「うた」が、ひかりとなって、あなたの胸に響きますように。
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オペリータ「うたをさがして」に寄せて
美しくも悲しく
悲しくも美しい うた
魂に響く うた
見えないものの 響き
からだの奥のおくから
聞こえないのに見える うた
宇宙の彼方から
やってきた光の うた
石の翼の響き
道しるべ
バンドネオンが聴こえる!
- 司 修(画家・作家)
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乾 千恵 Chie Inui
1970年大阪生まれ。日本各地の図書館、美術館、お寺、野外等のほかパリで書の展覧会。会場で詩や民話、童話などを語ってきた。絵本のお話や車いすでの国内外の旅のエッセイ等を執筆。長年魅せられてきた芸能や音楽への思いから生まれたものも多い。ジャワの影絵芝居の絵本「スマントリとスコスロノ」、アンデスを舞台にした「たいようまでのぼったコンドル」(共に福音館書店)、現代タンゴのピアソラの音楽に強く触発された画文集「7つのピアソラ」(岩波書店)の他、書の絵本「月人石」(福音館書店)等がある。
齋藤徹 Tetsu Saitoh
舞踊・演劇・美術・映像・詩・書・邦楽・雅楽・能楽・西洋クラシック音楽・ 現代音楽・タンゴ・ジャズ・ヨーロッパ即興・韓国の文化・アジアのシャーマニズムなど様々なジャンルと積極的に交流。ヨーロッパ、アジア、南北アメリカで演奏・CD制作。コントラバスの国際フェスティバルにも数多く参加。コントラバス音楽のための作曲・演奏・ワークショップを行う。齋藤徹・喜多直毅・さとうじゅんこのトリオでは、CD「むがさり唄」「うたをさがして」を発表。自主レーベルTravessia主宰。
さとうじゅんこ SatoJunko
秋田市生まれ。東京藝術大学音楽学部声楽科ソプラノ専攻修了。歌い手/作曲家。フランスアクスマティック音楽の作曲と演奏に触れ独自の音響芸術の実践に取り組む 一方で、ジャワガムランのプシンデン(女声歌手)として演奏活動を行う。また川村亘平斎の「滞空時間」、齋藤徹・喜多直毅との「うたをさがしてトリオ」ほかに参加。グローバリズムの抱える問題とも向き合いながら創造力豊かなアートネットワークの構築を目指す。種子田郷と共にproject suaraを主宰。
喜多直毅 Naoki Kita
国立音楽大学にてヴァイオリンを専攻後、英国にて作編曲を学ぶ。その後ブエノスアイレスにてフェルナンド・スアレス・パス氏のもと、タンゴ奏法を学ぶ。タンゴ演奏家としての活動後、翠川敬基(vc)、常味裕司(oud)、鬼怒無月(gt)各氏のグループに所属し活動。近年は自身の四重奏団及びヴァイオリン独奏に力を注ぐ。ヨーロッパを中心に海外公演も数多い。他に、齋藤徹氏(cb)のプロジェクトへの参加、黒田京子氏(pf)とのデュオなど。
オリヴィエ・マヌーリ Olivier Manoury
1953年フランス生まれ。青年期にオーヴェルニュ人の多く住むバスティーユ地区や地下鉄でバグパイプを演奏。国立美大で絵画・彫刻を、ソルボンヌ大で文学を修得。その後、ヴァイオリン・ヴィオラ・民族楽器などを製作。タンゴ楽団、自らのグループ、カンドンベ(アフリカ要素の強いタンゴ)バンド、即興で活動。自作・ピアソラ・ジョビン・ビルエバンス・ガルデル・デカロ・モンクなどをレパートリーとする視点はユニークかつ重要。モーリス・ベジャールに作品を提供する作曲家でもある。
ジャン・サスポータス Jean Laurent Sasportes
カサブランカ生まれ。1975年パリでモダンダンスを始め、79年ピナ・バウシュ舞踊団のソロ・ダンサーに。世界中の劇場で踊り続け、ピナの代表作「カフェ・ミュラー」は以来30年間300回を超える。ペドロ・アルモドバル監督「トークトゥーハー」では「世界で一番哀しい顔の男」と評される。「カフェ・アダダンスシアター」主宰、俳優、オペラ演出、振付家、ワークショップなどで活躍。合気道から派生した「気の道」をマスター
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長文お読みいただきありがとうございます!
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この記事へのコメント
1月7日の曜日が日曜になっていますが、これはどちらが正しいのでしょう? 日付? 曜日? 日曜なら行けるのですが、7日の火曜だと無理なんです。
あっ!ご指摘ありがとうございます。
正しくは1/7の火曜日でした。
ご都合が合わないようで残念です。。
他の日程も曜日に誤りがありましたので、修正いたしました。
申し訳ありませんでした!