2006年11月
2006年11月30日
衣装の川口知美さんとカレーのランチバイキングで満腹になってから、
能美さんとの動きながらの打合せへ。
高田馬場駅前の喧騒からちょっとだけ路地に入ったところにある、
天井の高い淡いクリームグレーのスタジオは、凛とした空気が満ちていました。
今まで重ねてきた打合せでは言葉によって積み上げてきたものを、
能美さんの身体を通して、構成やシークエンス・テクスチュア・コミュニケーションなどの色分けをしつつ、3人のイメージをぶつけあい別の方向性へと変換していく作業をいろいろ試してみました。遊びのような、駆け引きのような、支配のような。
そうしているうちに、なんだか能美さんの身体をとおして、音を奏でているような錯覚すらおぼえました。知美さんの提案は、その絶妙なポイントで空間的な視点をねじったり、逆説的な意味や象徴的な要素を指摘したり、やはり見ているところの違いがとても興味深かったです。なんて贅沢な経験だろう!!とちょっとテンションがあがりました。。
能美さんは、感じたことを率直に言いあえる雰囲気を持っていて、そのすべてを受け止め返してくれるのは、本当にすごいことです。
なかなかできることではないと思います。
想像していたよりもするっととっかかりがうまくいったのでこわいような気がしますが、この調子のよさ、コミュニケーションの軽快さをひろげていって、いったいどこまで行けてしまうのか、楽しみにしたいと思います。
この能美さんのソロ作品は3月16-18日が本番です。
是非、楽しみになさってください!!
-----------------------------------
能美健志ソロパフォーマンス
"ビオトープ"
2007.3.16-18 / temporary contemporary
構成・振付:能美健志、構成・演出:さとうじゅんこ
音楽:種子田郷、衣装:川口知美、他
能美さんとの動きながらの打合せへ。
高田馬場駅前の喧騒からちょっとだけ路地に入ったところにある、
天井の高い淡いクリームグレーのスタジオは、凛とした空気が満ちていました。
今まで重ねてきた打合せでは言葉によって積み上げてきたものを、
能美さんの身体を通して、構成やシークエンス・テクスチュア・コミュニケーションなどの色分けをしつつ、3人のイメージをぶつけあい別の方向性へと変換していく作業をいろいろ試してみました。遊びのような、駆け引きのような、支配のような。
そうしているうちに、なんだか能美さんの身体をとおして、音を奏でているような錯覚すらおぼえました。知美さんの提案は、その絶妙なポイントで空間的な視点をねじったり、逆説的な意味や象徴的な要素を指摘したり、やはり見ているところの違いがとても興味深かったです。なんて贅沢な経験だろう!!とちょっとテンションがあがりました。。
能美さんは、感じたことを率直に言いあえる雰囲気を持っていて、そのすべてを受け止め返してくれるのは、本当にすごいことです。
なかなかできることではないと思います。
想像していたよりもするっととっかかりがうまくいったのでこわいような気がしますが、この調子のよさ、コミュニケーションの軽快さをひろげていって、いったいどこまで行けてしまうのか、楽しみにしたいと思います。
この能美さんのソロ作品は3月16-18日が本番です。
是非、楽しみになさってください!!
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能美健志ソロパフォーマンス
"ビオトープ"
2007.3.16-18 / temporary contemporary
構成・振付:能美健志、構成・演出:さとうじゅんこ
音楽:種子田郷、衣装:川口知美、他
2006年11月29日
go taneda / sketch 2006
1. sketch 2006 22'22"
2006.11.11 リリース
1,575円 (税込)
<クレジット>
composition: go taneda 2003-2005
recording: go taneda at suara studio 2006
offered material: junkosatho
mastering: kimken at kimken studio 2006
cover design: hidehiko miura
cooperation: taguchi
<取扱店>
タワーレコード新宿店9階 *
タワーレコード渋谷店5階 *
HMV渋谷店2・3階 *
タワーレコード大阪マルビル店
タワーレコード神戸店
CISCO大阪店、他
* = ご試聴いただけます
<web shop 取扱い>
@TOWER.jp
HMV
<レビュー>
タワーレコードフリーマガジン「intoxicate」
Real Tokyo
---------------------------------------------
収録曲が1曲でしかも22分22秒と長い、始めの音の聞こえ始めが試聴では待っていられない、など難題山積みのため、試聴用にハイライトを抜粋したトラックも聴いていただけるようになりました!!もちろんフルバージョンもご試聴いただけます。
試聴機用のボードは、ジャケットデザインをしていただいた三浦秀彦さんが作ってくださいました。是非、店頭でご覧下さい。
1. sketch 2006 22'22"
2006.11.11 リリース
1,575円 (税込)
<クレジット>
composition: go taneda 2003-2005
recording: go taneda at suara studio 2006
offered material: junkosatho
mastering: kimken at kimken studio 2006
cover design: hidehiko miura
cooperation: taguchi
<取扱店>
タワーレコード新宿店9階 *
タワーレコード渋谷店5階 *
HMV渋谷店2・3階 *
タワーレコード大阪マルビル店
タワーレコード神戸店
CISCO大阪店、他
* = ご試聴いただけます
<web shop 取扱い>
@TOWER.jp
HMV
<レビュー>
タワーレコードフリーマガジン「intoxicate」
Real Tokyo
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収録曲が1曲でしかも22分22秒と長い、始めの音の聞こえ始めが試聴では待っていられない、など難題山積みのため、試聴用にハイライトを抜粋したトラックも聴いていただけるようになりました!!もちろんフルバージョンもご試聴いただけます。
試聴機用のボードは、ジャケットデザインをしていただいた三浦秀彦さんが作ってくださいました。是非、店頭でご覧下さい。
2006年11月28日
2006年11月26日
ON-COO Presents ZAIM Monthly Art Festa Vol.3
音包 OTOZUTSUMI 4
「音の気配と効用・マルチサラウンド」展参加企画
『sonotectural4d』 vol.1
2006.11.26.17:00- / ZAIM別館1階ホール
1,500円 (1drinkつき)
出演:種子田郷、クリストフ・シャルル
KIMKEN、さとうじゅんこ
-------------------------------------------
ご来場ありがとうございました!
こぢんまりとした空間でしたが、大変贅沢なシステムで
音楽家にとってものびのびと、しかしじっくり音を味わいながら演奏できました。
このON-COO主催のフェスティバルには、
幅広い分野のアーティスト・技術者・研究者・開発者が集まっていて、
最新の音響技術をどんどん生かして自由なチャレンジの場として
活用しようというヴィヴィッドな空気が満ちています。
常にいろんな計画がどんどん進んでいて、ぼーっとしてられません。
今後はproject suaraとしても、積極的に関わっていくつもりですので、
どうぞご期待ください!!
音包 OTOZUTSUMI 4
「音の気配と効用・マルチサラウンド」展参加企画
『sonotectural4d』 vol.1
2006.11.26.17:00- / ZAIM別館1階ホール
1,500円 (1drinkつき)
出演:種子田郷、クリストフ・シャルル
KIMKEN、さとうじゅんこ
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ご来場ありがとうございました!
こぢんまりとした空間でしたが、大変贅沢なシステムで
音楽家にとってものびのびと、しかしじっくり音を味わいながら演奏できました。
このON-COO主催のフェスティバルには、
幅広い分野のアーティスト・技術者・研究者・開発者が集まっていて、
最新の音響技術をどんどん生かして自由なチャレンジの場として
活用しようというヴィヴィッドな空気が満ちています。
常にいろんな計画がどんどん進んでいて、ぼーっとしてられません。
今後はproject suaraとしても、積極的に関わっていくつもりですので、
どうぞご期待ください!!
2006年11月24日
武蔵野美術大学でクリストフ・シャルルさんの大学院生の授業で、種子田とお話をしてきました。専門は映像や彫刻などさまざまですが、自分で音を作ったり、DJをしたり、パフォーマンスをしたりする方もいて、聴覚や身体といった視覚だけでない複合的な言語を模索しているようでした。今では、さまざまな便利で理論的なツールがあるけれど、しかし、そのインターフェースで空間を捉えてしまっている落とし穴に気付かなくてはならないと思います。便利は便利でOKですから全否定もせず、肝心の耳がココロが常に油断することなくその感覚を目覚めさせていたいのです。かといって、様式をも否定する気はありません。置き去りにされているものに気付き違う視点で効果的にあらわすことが、わたくしたちの醍醐味のひとつではないでしょうか。たとえば、スピーカが4本あっても、それがボーズだからボーズの音がするということができるのか、疑問を持つべきです。ちょっとした向きや高さ距離で、自分なりの音響空間を作り出すことができると考えた方が豊かだと、わたくしは思います。ある種のレトリックから解かれて、常にさまざまな局面において境界をあいまいでもかまわないから意識すること・認識することを、わたくしは心がけています。