2011年10月31日

チラシが出来たとのお知らせを頂きました。
いつも楽しみなポレポレ坐さんのデザイン。
あーこの写真は初めてご一緒した山形でのむがさりの時の様子です!
そしてその時にいただいたマルメロと姫リンゴのトリオ。

あの夜明けの部屋に満ちていた果実の香りと窓の外の街にせまる雲海は
今でも鮮明に胸によみがえります。
あれから徹さん直毅さんに引っ張っていただいて一里参りました。
まだまだ先は果てしなく、しかし振り返る景色もある。
これからは私からもどんどんお二人にぶつけていけたらいいな。


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徹の部屋Vol.17
うたをさがして 一里塚

20111130_tetsu17

◎日時:2011年11月30日(水)18:30 open/19:30 start
◎出演:うたをさがしてトリオ>> 齋藤徹(コントラバス)、喜多直毅(ヴァイオリン)、さとうじゅんこ(歌)
◎料金:予約2,500円/当日3,000円(+要ワンオーダー)
◎於:ポレポレ坐
◎予約:ポレポレタイムス社(03-3227-1405 / event@polepoletimes.jp)
◎協力:EU-Japanフェスト日本委員会
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「うた」は一生のうちでどうしてもやっておきたい仕事でした。
うたいたい衝動、おどりたい衝動はとても基本的なもの、これに優るものはありません。
しかし、その上に幾重にも蓋をしてしまい、複雑になってしまっている。
かといって世の中に流行っているうたたちは、私の気持ちを代弁してくれていない。
酒に酔い幾重もの蓋を外しても歌う歌が無かった、という感じです。

独房の一人が誰のためにでもなくうたう、もう一つの独房の一人もうたう。
もう一人もうたう。お互い聞こえてはいない。
しかしそれがハーモニーとなって外に漏れ聞こえる。大きなうたになる。
そんなうたしかありえないのか、と悲観的に思っていました。

しかし、さとうじゅんこさんを紹介され、彼女の持つ明るさと、
うたに救われていろいろな可能性を感じるようになりました。
うたのもつ祝祭感は他のものに替えることが出来ないことを再確認できました。
また普通、歌手の人はご自分で看板を背負うことが多いので、知らず知らずに
自分が中心になることが多いですが、彼女はそこからは自由にいることができます。

じゅんこさん専門のインドネシア歌唱と故郷の秋田民謡そしてそれを繋ぐ
もう一つの黒潮(オンバクヒタム)周辺のうた、そして長崎生月島に残る
隠れキリシタンの「おらしょ」、乾千恵さん作詞私作曲のうたを慈しみながら
うたうじゅんこさんの立ち位置は貴重です。

バイオリンの喜多直毅さんは今夏のヨーロッパ旅行でいろいろと触発されたようで、
バイオリンや音楽そのものへの根本的な問いが、より強くなっているようです。
より自由にそして自在になっている音を聴くことができます。
うたの「伴奏」でなく,うたと一緒に演奏する(一緒にうたう)
ことが本当のうたの「伴奏」になるという実践かもしれません。
また、故郷岩手の先達宮沢賢治の作品をイーハトーブ弁で朗読することも始めました。
ご自分のルーツに遡るベクトルとインプロで開放されるベクトルは
一見逆方向に見えますが、地球を一周すればまた会えます。

お二人の現在、そして私の今を捉えようと思い、今回のポレポレライブは
録音することにしました。昨年の「浸水の森」ライブ録音につづいて、
今年もポレポレで一つの足跡をしるしたいと思います。
是非、足をお運びいただき、場を共有しましょう!
お力を与えてください。  (齋藤徹)


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