2005年03月12日

アレッシオ・シルベストリン「インスタレーション・パフォーマンス with 津村禮次郎
3月12日19:30/代官山ヒルサイドプラザ

ダンスビエンナーレでの「デリヴァレ」のほか、一気に3作品を観ることが出来た。
音や美術・映像などすべてを自ら手がけているので、
作品そのものの佇まいがとてもピュアな印象。
しかし、会場の条件に対して、作品空間の規模が対応しているのかという点で、
疑問や限界も感じたし、その状況に観客の意識が寄り添ってしまうことに興味を感じた。

動きについては、機会を重ねるたびに津村さんとの関係にダイナミックな対話とこまやかではかないすれ違いが効果的にあらわれ、複雑な色彩を帯びていくようで、
観るたびに惹きこまれるものがある。
一方では、津村さんの朗読の扱いに関しては、その文体や内容・朗読している状況などが、
ごく表面的なアイデアにとどまっているため、作品そのものと乖離してしまっているように感じる。

at 19:30│コメント(0)トラックバック(0)見聞の記録 │ mixiチェック

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